ICT施工
ICT施工のご案内
●ICT施工とは
建設工事の調査、設計、施工、監督、検査、維持管理という生産工程において、ICT(情報通信技術)を使って各工程から得られる電子情報を活用し、高効率・高精度の施工を行い、施工工程で得られた電子情報を他の工程に使うことで、生産工程全体の生産性の向上や品質の確保等を図るシステムの事です。
●情報化施工のイメージ
現在、建設現場では汎地球測位航法衛星システム（GNSS）やトータルステーション（TS）など高度な測位システムの導入が進み、測量や検査に使用されています。
このような情報通信技術（ICT）と電子化された施工図などのデータをー活用することによって、施工現場では 測量などの計測作業の合理化、建設機械の自動制御やナビゲーションによる品質、精度の向上、丁張なしでの施工による施工効率の向上が期待できます。
また、出来形管理においても施工中のデータを電子的に記録できることから、任意点での計測が容易となり、「施工者の品質管理・帳票作成作業」 「発注者の監督・検査業務」においても、効率化できることとなります。
●ICT施工と従来工法比較
従来工法との違い
①道路BOX 根掘り
（従来）丁張を目安にして施工
（MG使用）丁張を設置せず施工
②路床掘削
（従来）水糸からの下がりを機械補助員が検測
（MG使用）水糸・機械補助員の検測が不要
●代表的なICT施工技術
【 施工管理 】3次元測量システム SCS-900シリーズ
NETISQS090020V
機能
- ・現況観測:観測方法に応じ 現況座標を取得
- ・出来形チェック:計画高と現況 地盤高との差を確認可能
- ・測設:測設点までの距離、方向 をリアルタイムに表示し、誘導
用途
- ・MG/MC出来形観測
- ・道路工事
- ・広域造成工事
- ・土量観測
【 管理 】GNSS/TS 転圧技術 SiteCompactor
NETISQS070022V
機能
- ・走行軌跡・締固め回数のリアルタイム管理
- ・過転圧の防止
用途
- ・築堤
- ・道路土工
- ・盛土工全般
【 品質 】バックホウMGシステムシリーズ
NETISHK100045V
機能
- ・丁張レスの法面整形常時確認不用で事故軽減
- ・浚渫工リアルタイムなレポート出力可能
用途
- ・道路工事
- ・広域造成工事
- ・浚渫工事
【 品質 】ブルドーザーMG/MCシステムシリーズ
NETISHK100045V
機能
- ・排土板の自動制御高さ 勾配の自動管理
用途
- ・道路工事
- ・広域造成工事
- ・小規模土工